野毛末広は、筆者の主観で知っている限りでは、(おそらく)野毛で一番有名な焼き鳥店です。
そして野毛末広は、食べログ 百名店 焼鳥2019に選ばれた名店です。
お店の入り口。看板の中央にはたぬきのロゴが。
末広は、野毛小路沿いにあります。
オープン年は1950年で、開業69年となります。
野毛末広は、野毛飲みcomのサイトをオープンしてからずっと記事に書こう書こうと思っていて、やっと書くことができました。末広は過去に一度訪問したことがありましたが、人気店ゆえに並ぶのが苦手な筆者はなかなか再訪する機会がありませんでしたが、ついに!
野毛末広の魅力
入り口のイラスト。
鳥の中にたぬきが。複数名の場合は連れが揃っている人達から優先案内となるそうです。
お店の入り口が描かれた絵。
非常に上手く描かれています。
この札に年季を感じます。
店内は、昔ながらの古風な雰囲気を現代に繋いでいる作りとなっています。カウンター席からは調理場の雰囲気もよく見え職人の手際が良く伝わります。
席数は、37席でカウンター・テーブル席・お座敷席となります。
スタッフは、この日は総勢4〜5名ほどでいました。オープン前からすでに満席に近い人が店前に並んでいたのでオープンと同時にお店はてんやわんやな状態。さすが人気店。
平日だったこともありお客さんは、サラリーマンのお仕事帰りの方が目立っていました。また女性グループやカップルなど。年齢層は20代後半とみられる方から40代の方が多くいた印象です。
第一陣の並んでいたお客さんが一気に流れ込むと、すぐに第二陣が並び始めているほどの反響です。できれば第一陣の30人目くらいまでに並んでおかないと入れるかどうかは難しいかなと。金曜以外は予約もできるみたいです。
野毛末広のこだわり
野毛末広のこだわりとしては、串の刺し方にも特徴があるそう。たとえばネギま(ネギ肉)は、ネギと鶏肉が一口で食べれるように切り揃えて刺しているとのこと。後述しますが写真でその姿がわかると思います。
基本的に一口で食べやすい大きさにどの串も考えられて仕込みをされているそうです。
それには理由があります。
お店の思いとしては、具材を串からほぐさず(取らないで)に食べて欲しいという思いがあります。
そう、末広の焼き鳥は、串に刺さったまま食べる方が美味しいのです。ほぐしてバラけさせてしまうと、味わいもバラけてしまうとのこと。
それを事前に防ぐために、意図的にテーブルに箸は置かれていません。焼き鳥をほぐす手段が封じられています。なんとした徹底ぶり。
焼き鳥は、各1本200円〜ですが具材は大きく食べ応えがあります。またタレが特徴的でさらっとした舌触りで、味は濃すぎずちょうどいい塩梅です。
そして、野毛末広にはちょっとしたルールがあります。
- 注文は二本縛り
- 箸はない
- 串から外すのは禁止
- 塩、タレは聞かれない
そこまで厳しいわけではないので普通に楽しく食事ができると思います。お店からのおいしく焼き鳥を食べてもらう心得ということでしょう。
また、こちらでは日本酒はたぬきが有名だそう。今回はオーダーしなかったのでその容器はおがめず。日本酒のとっくりがたぬきの形をしています。容器は、伊勢佐木町にあった野澤屋(旧横浜松坂屋)で仕入れたお燗器とのこと。
日本酒を頼まれる方は是非注文してみてください。
野毛末広のメニュー
フードメニュー表です。
種類はシンプル。これはすごい、冷やしトマト以外、箸を使って食べるメニューが見当たらない。はじめ何か一品料理を頼もうとメニューを見渡すが、トマトしか見つけられない。隣のしいたけもあえなく一本の表記。なので焼き鳥(串もの)への期待がさらに高まります。
ドリンクメニュー。
ビールは大瓶が3ブランドから選べます。そして日本酒とウィスキー、焼酎(神の河)です。
フード
冷やしとまと 420円
綺麗にカットされたとまと、美味しいです。色も綺麗でシンプルに冷たくて美味しい。まずはこれを食べながら焼き鳥が来るのを待ちます。
レバ 220円
きました、レバ。レバーではなく、レバです。肉厚で一口カットもボリューム満点。とにかくこれタレとの相性抜群です!今回これとモツを楽しみにしていたので、味は間違いなく美味しい。
クセがほとんどないので食べやすく柔らかい食感でした。
モツ(鳥レバ) 210円
先ほどのレバと近い味わいがあるものの、こちらのモツは食感がぷるっとしていてよりお肉感が伝わります。こちらもビールに合う一品で、正統派で完璧な味わい。あと、やっぱりデカイ!
かわ 220円、 ねぎ肉 210円
ねぎ肉は、俗に言うネギま。先に述べた通り、ネギと肉を同時に一口で食べやすいサイズとなっています。ねぎの香りが芳ばしく肉も柔らか。
かわは、パリッとした感じよりかは、柔らかいイメージ。こちらも塩加減がよく美味しくいただきました。
いや〜、末広の焼き鳥は本当に美味しい。
ドリンク
ビール 大瓶 サッポロ黒ラベル 750円
瓶ビールといえば、サッポロ。大瓶久々に飲みましたが、黒ラベルは味がしっかりしていて、苦味と喉越しの両方が満足できます。
ビール 大瓶 キリンラガー 750円
2本目はキリンのラガー。黒ラベルの後に飲むとややシャープに感じられますが、後からラガー特有のホップとコクが美味しい。
お会計
★2,360円
- レバ 220円
- モツ(鳥レバ) 210円
- かわ 220円
- ねぎ肉 210円
- ビール 大瓶 サッポロ黒ラベル 750円
- ビール 大瓶 キリンラガー 750円
※焼き鳥は1本価格で計算。
まとめ
野毛末広は、おそらく野毛で一番有名な焼き鳥店で、食べログ 百名店 焼鳥2019に選ばれた名店です。末広のこだわりの元作られる焼き鳥は、噂通り間違いのない味でした。ひとつひとつの串にこだわりを感じられ、丁寧に調理されています。お店は人気のあまり混雑が予想されるので来店する際は、予約をおすすめします。
お店情報
住所 |
神奈川県横浜市中区野毛町2-76 |
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交通手段 | JR京浜東北線「桜木町」駅 徒歩8分 京急本線「日の出町」駅 徒歩10分 桜木町駅から199m |
営業時間 | 月~金 17:00~22:30 土 16:30~ |
定休日 | 日曜・祝日 |