阿武茶″は、野毛 宮川橋よりにある深夜にオープンする居酒屋です。
オープン前まではシャッターが閉まっているため、このオープンしている状態をなかなかお目にかかれないと思われます。驚いたことに、深夜3時から営業開始となり、朝8時頃に閉まるとのこと。
閉まる時間帯に居合すことも逆にまたレアであると思います。普通の会社員なら、通常寝ている時間にひっそりと営業しているわけで、まず出会うことのない時間帯。
オープン日は1979年です。
阿武茶″の魅力
店内は、明るく壁にはこんなポスターも。
席数は、12席でカウンター席のみとなっています。
お店の方は、店主と女将さんの二人で切り盛りされていました。母と息子での営業とのこと。女将さんは70才を超えています。
この日のお客さんは、オープンとほぼ同時に入店した筆者達の後に、すぐに2名のお客さんが入り、気が付けはどんどんお客さんが入ってきていました。年齢層は30代〜40代のお客さんといった感じです。
阿武茶″に訪れるお客さんは野毛界隈で飲食を営むお客さんが多いようで、みな店を閉めた後にここでゆっくりと食事をするそうです。
阿武茶″(あぶぢゃ)の由来は、女将の娘さんのあだ名から付けられたそうです。娘は、活発な子で周りから「あぶない、あぶない」と注意されてきたところから転じて「あぶぢゃ」と呼ぶことになり、そのあだ名を店名にされたと。
また、深夜3時からオープンする理由は特にないそうでした。でもこの時間だから入るお客さんも逆にいるのでそういう意味では需要と供給がハマっているのかもしれません。
常連の人がいる場合、朝10時くらいまで営業することもあるそう。
阿武茶″のメニュー
メニューは、壁に短冊がかかっており、特に値段も記載はありませんでした。内容は、オムレツ、刺身、トンテキ、板わさ、やっこ、納豆、肉玉丼、カレーライスなど。
あまり考えずに入店したため、何を頼んだらいいかわからずとりあえず、店主へ何があるかを聞いたところ、カウンターの冷蔵ケースからお魚選んでもらえたら作りますよと言われて、シャケを焼いてもらいました。
記事を書く際にさらにいろいろ調べたところどうやら、お刺身盛り合わせが人気らしくお客さんはよく頼んでいるそうだった。
フード
さて、焼きシャケにご飯と味噌汁、おしんこをセットにしてもらいました。
このシャケ、この時間帯に食べるともはや朝定食といってもいいほど。味は塩味がちょうどよく白いご飯と味噌汁にすっごい合います。
ここ最近食べた、朝食?の中で記憶に残る美味しさです。
3時に過ぎに定食を食べている不思議な感覚です。
このお味噌汁も、味の濃さですかね、飲んだ後にちょうどいい濃さの味噌味。
そしてどこか懐かしい味。
友人はお茶漬けを頼みました。これも出汁がきいていて、見るからに美味しいシンプルなのに深い味わい。
深夜に食べてこそ本領を発揮するメニューのお茶漬け。ほんと美味しい。
ドリンク
瓶ビール キリンラガー
締めの瓶ビールが喉を潤してくれます。
お会計
★内訳不明で2,000円ほどでした。
- 焼き魚とご飯と味噌汁
- 瓶ビール
- お茶漬け
まとめ
阿武茶″は、宮川橋よりにある夜中にオープンするリアル深夜(食堂)居酒屋です。営業時間は深夜3時から朝8時頃まで。野毛界隈で飲食などを営む人が閉店後に利用されることが多いようでそのような時間帯で飲む雰囲気がまた不思議な感覚を体験できます。
店主と女将さんの二人で切り盛りされていました。アットホームで宛ら家に帰ってきたような暖かい感じの店内。食事は和食中心で味はしっかりとしています。
お店情報
住所 |
神奈川県横浜市中区宮川町2-15 |
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交通手段 | JR「桜木町駅」より徒歩6分 京急「日ノ出町駅」より徒歩6分 日ノ出町駅から272m |
営業時間 | 月~土 深夜03:00近く~午前08:00頃まで |
定休日 | 日曜と祝日の月曜 |