中華料理 萬福(マンプク)は、野毛の隣、宮川町2丁目にある老舗の中華料理店です。
いわゆる町中華と呼ぶに相応しい、味のある中華店です。
こちらは入口。
看板のフォントから赤い暖簾の渋さまで、長い歴史を感じます。
「このお店は間違いない」、そんな佇まいを感じさせてくれます。
中華料理 萬福(マンプク)の魅力
店内ですが、マジでノスタルジー。扉をくぐれば昭和にタイムスリップした感じになります。
子供の頃からこの辺で遊んでいたので、変わっていく街も良いけど変わらない街もまた記憶に残った時間を呼び戻してくれます。
入口近辺のカウンターテーブルの色が赤からやや色落ちしているところも、深い歴史を感じさせてくれます。
そして野毛といえばもちろん競馬ファンが多く訪れる場所。しっかりと競馬中継もされています。
故に、そのまん前のアリーナカウンター席はちょっと競馬中に座るのは気を使います。
角に備え付けられた、手洗い場もこれまた渋い。なんなら備え付けの鏡も、しっかり文字が刻印されている。これ以外ピッタリなものはありません。
私たちが着席したテーブルも朱色っぽい年季が入っています。なんだろう、このテーブルですでに落ち着きます。
ちなみに、この萬福の暖簾も中華料理屋定番の赤色の暖簾です。
そもそも何故赤色なのでしょう。
中華料理のおおもとの中国では赤色は縁起の良い色と言われています。
中国ではこの縁起の良い赤色と商売繁盛を願って暖簾の色が赤になったのではないのかと伝えられています。
そして暖色系は食欲をよりそそる色でもあることも知られており、そのような理由が背景としてあるのかもしれません。
話を戻しまして店内の席数24席でカウンターとテーブルが半々です。
常連さんも多いので食事時は混み合います。
お店の方は、熟練の親父さんと女性の方2名ほど?いました。おばちゃんはメニューについて色々と優しく教えてくれました。量多いいけど大丈夫?のような気遣いが嬉しい。
この日のお客さんの様子は、競馬のタイミングもあってか競馬予想をしているおじちゃん達が7〜8人くらいいました。
街中華で飲みなら食べなら競馬なんて、もう最高じゃない。筆者も実はむかしは好きで、TCKに行きよく的場ジョッキーの馬券買ってました。TCKは4号スタンドのラーメンが激うまです。
さて、この萬福ですがもうすでにファンの方は知っている人も多いと思いますが、一度昨年の2022年4月に建物の老朽化を理由に閉店をしましたが同年7月に再営業を開始しています。しかしながら移転をする方針は変わらないみたいで野毛で物件を探しているとのことです。
気になっている方は早めに訪問することをおすすめします!
中華料理 萬福(マンプク)のメニュー
壁のメニューです。王道メニューがずらりと並びます。
ラーメンが550円と良心的価格。横浜といえばサンマーメン650円もあります。
萬福の定番メニューはカレーやきそば700円が有名です。(筆者は情報不足でこの日頼み損ねました。)
あと辨麺(ばんめん)720円というレアなメニューがあります。辨麺は中華丼の具がラーメンに乗っているイメージ。サンマーメンよりも海鮮系の具材が多めといった感じ。横浜市周辺でしか展開されていないレアメニューなのでなかなか他の中華店はお目にかかれない一品。
メニュー右側がお酒類です。
種類はそこまで多くありませんが生ビール500円以外は、サワーや紹興酒360円、日本酒420円などです。
町中華は瓶ビールが飲めれば問題なし。
フード
餃子 420円
早速頼んだのは餃子です。オーソドックスなタイプの餃子でサイズ感も良好。焼き具合も最適な状態です。
これには間違いなくビールですね。
萬福特製 大焼売 3個450円(限定50個)
お次は、限定販売の焼売です。
写真だと伝わりにくいですが結構大きめなサイズ。
ぎゅうっと詰まった挽肉は、混ぜ合わせの際のつなぎが良く、歯応えもあり口の中で肉汁が広がります。辛子との相性も良し。
餃子から瓶ビール、そして大焼売。この流れを延々と繰り返す地獄があったら喜んで受けたい。くらい美味いのである。
ビーフン 800円
口コミで良い評判のビーフンを注文。これ結構ボリュームあるので何品か頼む場合は2名以上でシェアした方が良いくらい量が多いです。
特筆すべきはその味。塩味加減が抜群によく、食材が軽いのでちびちびずっと食べれてしまう大人のおやつですね。
評判のとおり、絶対おすすめしたい一品。
ああぁ、でもカレーやきそばも食べたかったので、これは次回へ。
ドリンク
瓶ビール中瓶 620円
なんでしょうね、この赤いテーブルにやたらとマッチするこの感じ。そしてすぐ飲んじゃうのに敢えての小さいグラス。もはや芸術。ビールアートです。
レモンサワー 400円
グラスがしっかりと大きめで量は申し分なしのサワー。酸味もスッキリと飲みやすい。アルコール量は普通かな。
お会計
★2,690円
- 餃子 420円
- 萬福特製 大焼売 3個 450円
- ビーフン 800円
- 瓶ビール中瓶 620円
- レモンサワー 400円
まとめ
野毛の隣、宮川町2丁目にある老舗の中華料理店です。
いわゆる町中華と呼ぶに相応しい、味のある中華店です。
1968年創業の地元に愛されるお店。
常連さんも多く、競馬ファンもたくさんいらっしゃいます。まさに筆者を含むオヤジ達の聖地。
サンマーメンやばんめん、カレー焼きそば、ビーフンなどお店の定番メニューはおすすめです。
ぜひノスタルジーに浸りながら町中華を堪能してみてください。
お店情報
住所 |
神奈川県横浜市中区宮川町2-20 |
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交通手段 | 京急日ノ出町駅から徒歩5分 JR桜木町駅から徒歩5〜6分 日ノ出町駅から251m |
営業時間 | 11:30〜20:00 日曜営業 |
定休日 | 水曜日 |