浅見本店は、横浜橋商店街からすぐ、市大通りに面したところに位置している角打ちせんべろ店です。最寄駅は横浜市営地下鉄 阪東橋駅と伊勢佐木長者町駅の中間、両駅からおおよそ10分ほどでしょうか。
浅見本店の入り口。アイスの冷蔵庫を界に左側が酒屋販売として、右側が角打ちスペースとなっています。
浅見本店は神奈川県横浜では明治創業の100年以上続く超老舗店です。筆者の家から徒歩10分くらいの場所にあって入店したことがなかったので、「野毛飲みcom」やっててよかったなと。
余談ですが、このサイトを運営するにあたり、今まで気になるだけだったお店も積極的に入店するようになり、そして知らなかったお店の歴史を調べて知るようになったことは、自分にとってとても勉強になることでした。
浅見本店の魅力
立ち飲みのカウンターが年季を感じます。お代は先払いのキャッシュオンです。
カウンター越しには缶詰などのおつまみのほかボンカレー(180円)やめんつゆ(?)などが並びます。
浅見本店は、創業は明治からですが角打ち立ち飲みを始めたのは昭和に入ってからとのこと。現在の社長で3代目です。がしかし、家族が4代目として次を継ぐとのことですが、立ち飲み形式は行わない予定としているそうです。少し寂しい気もありますが時代の流れもありますね。
カウンターテーブルのところどころにガムテープで修復の跡が。こういうところも素敵ですね。味があるというか、きっとカウンターもいろいろな人に触れてきたであろう時間を感じさせてくれます。
上を見上げると振り子時計が。これきっと本当に昔っからあったものでしょう。ちなみに時計は止まっていました。
静止している時計の時間とともに、あの日から変わらず浅見本店があるんだなぁと勝手に1人考えていました。
おつまみ。
ゲソとかイカの駄菓子屋を彷彿とさせるつまみが!生ビールサーバーもあります。
なんだか大人の駄菓子屋に来たみたいにテンションがあがります。とにかく安さもさることながらつまみのセレクトが良い。南高梅は壺に入ってたので今度頼んでみようかな。
席スペースは、全て立ち飲みで12〜15人くらいは入れそうな広さです。
この日は、女将さんと店主さんがお店に出ていました。女将さんは注文時いろいろと気を使ってくださりとても気遣いの優しい方でした。
お客さんは、先客で常連と思わしきおじさまとお姉さま方が数名。おつまみをお客さん同士で奢ったりしながら楽しく飲んでいました。地元民にとても愛されている雰囲気です。
また浅見本店は朝9時から飲める貴重なお店です。お客さんも午前中から飲みきたりするんだとか。休日どこか出かける前に一杯飲んでから。なんてこともいいかもしれませんね。
浅見本店のメニュー
生ビールは380円と安い!
シークワァーサー割りを見て驚愕しました。お酒量り売りなんですね。焼酎とシークワァーサーの分量で値段が変わります。通常310円ですが、共に半分の量ならなんと仰天!170円で飲めます。
お酒のメニューは壁に貼ってあります。純米酒270円など安いです。ワイン(赤/白260円)もありました。
そして驚くべきは浅見本店の目玉はカップつまみ(各種 50円)です。カップつまみは、まぐろやお新香類など様々なものがあり、お酒をメインに飲みたい人には最適なメニューです。
フード
カップつまみ(まぐろ 3切れ) 50円
かわいいカップに入ってやってきました。ちょうどいいサイズのちょうどいいお値段。これでいろいろ選べるのだからカップつまみは是非おすすめです。
ところてん 150円
女将さんがパッケージを開けて準備してくれました。後追いでのお酢(写真右奥)も別途いただき、「お酢足りなかったらこれ使ってね」と。なんともお優しい。
ドリンク
生ビール (キリン)380円
グラスもひんやりしていてビールが美味しい。
静岡産 浜松ルビーグレープフルーツ (クラフトチューハイ)250円
二杯目は、何にしようかなと思い壁に貼ってあった写真のこれにしました。瓶でぐっといきたいところでしたが、グラスを出してもらったのでグラスでぐびぐびと。グレープフルーツのさわやか香りが広がります。
お会計
★830円
- カップつまみ(まぐろ 3切れ)50円
- ところてん 150円
- 生ビール (キリン)380円
- 浜松ルビーグレープフルーツ 250円
まとめ
浅見本店は、横浜では明治創業で100年以上営まれている酒販店です。現在は3代目の社長が経営中。お店は角打ちスタイルのせんべろで、もちろん酒屋なのでお酒を買うだけのお客さんもいます。
お店は長い歴史を感じさせる味があり、朝9時から営業しているので午前中に軽く一杯なんてこともできます。おつまみはカップつまみ50円が是非おすすめ!浅見本店は常連から愛された角打ちでとても居心地が良いお店でした。
訪問2回目以降の追加情報
2020年2月訪問
大人の楽園、浅見本店へ久しぶりに訪問。時間は17時頃、せんべろのこの空気がたまらなく心地よい。
ふと、壁側カウンターを見ると、アンデスのチカラ 男の活力 健康の酒マカが。
マカは、マカ・マイルド210円とマカ・ストロング270円があります。アルコール度数は、マイルドは12度で、ストロングは20度。あ、女性はマイルドのほうみたいです。
いつかこちらにお世話になるのかな。
瓶ビール 大瓶(黒ラベル)410円、カップおつまみ2つで100円
カップおつまみはイカキムチとチーズちくわです。しかし、大瓶で410円って本当に安いなとしみじみ感じました。最近立ち飲み屋ばかりだったので角打ちの安さに改めて驚きます。
揚げちくわ?100円と、にごり酒220円
先ほどのビールとつまみと合わせても900円もしません。運動直後に浅見本店へ訪問したのでこれだけで文字通りせんべろになりました。にごり酒、飲みやすくて美味しい。
連れが頼んだ、めかぶと納豆。
納豆を同時に頼んだのでまさかと思ったら、店主からも「一緒にこれ食べるの?」と聞かれ、器に一緒に入れてもらい登場。そしてまぜまぜ。うん、これは間違いなくネバネバMAXのやつです。
めかぶ納豆の組み合わせメニューが完成です。毎度思いますが、角打ちでコストもリーズナブルなのに、食器を用意してもらえるなんて素晴らしいサービスだと思います。
お店情報
住所 |
神奈川県横浜市南区万世町2-27 |
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交通手段 | 京浜急行黄金町駅から徒歩15分 横浜市営地下鉄坂東橋駅から徒歩10分 横浜市営地下鉄伊勢佐木長者町駅から徒歩10分 阪東橋駅から523m |
営業時間 | 月・火・木・金・土 9:00~20:00 日 9:00~19:00 日曜営業 |
定休日 | 水曜日 |